うらやましがられる

姉弟



3歳の娘は、9ヶ月の息子を、保育園の帰りの車内で、あいかわらずことあるごとに一生懸命笑わせているらしい。
息子は、「赤ちゃん」という印象を脱して、すっかり「こども」らしくなった。どんどん自分の行きたいところへ移動して、興味の赴くままに、手に届けばどんどん引っ張り出す。気がつくと、ドールハウスの人形を頭からくわえていたりして、娘は「だめー!、食べるもんと違う」と必死に怒っている。
園の昼寝では、娘がなかなか起きてこないと、近くに連れてこられた弟にじゃれつかれて起こされたりしているらしい。


保育園では、小さい弟や妹がいると、友達にとても羨ましがられるようだ。
うちにももうすぐ妹ができるのだ、と予定もないのに言い張ってがんばる女の子がいたり、よく注意されるのんびりさんに、もうすぐ弟ができることになっていて、その男の子が「お兄ちゃんになったらちゃんとやる」のだ、と変化を誓っていたり、…と「きょうだい」を巡って、子どもたちなりにいるいろ考えているらしい、ほほえましいエピソードが伝わってくる。


いろいろと遊びを邪魔されて戦々恐々な面もあるものの、弟にやさしくて、とっても気にかけてくれるお姉ちゃんぶりを見て、よかったなと思う。


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