相方の絵日記

絵日記の一コマ



使わせてもらっている建物には、利用した人が必ず何か書き留めることにしているノートがある。
主に利用するのは、私達も含め相方の家族で、昔からの「来訪記録」が、時には面白おかしく書いてある。


相方は、幼い頃漫画家になりたかった時期があって、その後も大学で美術や工芸を学んだような人だから、イラスト付きの目を惹くようなページをいくつも残していて、このノートの主役である。
日中は楽しく過ごしつつも、戻ってくると疲れが出てぐだぐだになり寝てしまう私の傍らで、今回の来訪もみごとに書き記してくれていた。
子どもたちがいつか、懐かしく読み返す日のことを想像して、ほっこりする。


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