団体戦らしく臨む


昨夕仕事の後、チームのS会長に車に乗せてもらって静岡にやって来た。今回の宿は、浜松のS邸。大学生を中心にしたチームメンバーが、ぞろぞろと集まって泊まるのは、学連時代以来の「団体戦」らしい雰囲気が満ち満ちていて、なかなか愉快だ。
ここへは前に来てから5年になるだろうか。少し片付いていない他は何も変わらない。建物に入ると、否応なくいろいろな記憶がよぎった。今朝もいつものように早く目が覚めたので、社を詣でて手を合わせた。


今日は、朝一番から50m三姿勢を撃つ。射場までは90分ほどで、家から能勢に行くのと似たような具合だった。
次はいつこの種目を撃てるかわからない。そういう意味では貴重な50mの試合である。結局また大した準備はできなかったが、きっちり今日すべきことをして、自分の中にあるものを一揃い出す、ということはできるだろう、という落ち着きがある。


直前の調整で、不安のあった伏射は、案の定うまく行かなかった。何だろうか。
縦方向の着弾のばらつきが十分に予測できず、着弾表示を頼りにおろおろとサイトを合わせる、という状態に陥っている。立射は、いい。滑り出しから安定して撃った後、本当に馴染むに至るまでに若干の混乱期があって、その後それが落ち着くとやっぱりちゃんと当たる、という具合で、きちんと詰めてトレーニングできる時だったら、380台半ば以上は出せるのだろうな、というぐらいに手応えを感じた。今年は、数少ないながらも実戦ではいずれも、このくらいの内容が出せている。素直に喜びたいところだが、「不思議」に感じる部分もある。膝射は、まあこのくらいか。注意すべきとして、ここのところ自らに課しているポイントは、たぶんそう間違っていない。微妙な弾着のズレに対して「よくわからないでオロオロ合わせる」部分があり、これは伏射の「よくわからない問題点」と同じ類のものなのだろう。解決されるときには、一緒に片付くのではないか。結果は次の通り。


94 97 97 97 385
93 90 95 96 374
93 93 93 97 376 1135


当初見込んでいた通りのスコアであり、ここしばらく、判でついたように変わらないスコアである。少なくとも、団体戦のノルマはちゃんと果たせた。チームメイトの一番手、Rくんが1145点を出してくれて、ここまでで1140で通せたことになる。明日のトリはエースのMくんだし、団体新ルールでもがっちり1位・8点は頂けたのではなかろうか。ひとまずよしとする。


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