アルバムが届いた

アルバムを見る娘



iPhotoで作成して注文してあったアルバムが、一昨日に出来上がってきた。利用するのは2回目だが、注文から届くのまでが早いのには今回も感心する。作ったのは娘が1歳だった期間、2009年の分である。


昨日ようやく開梱できた。思ったとおりにでき上がっているのを目にして、ほっとした。両実家と我が家の分で、3冊作った。我が家の分は子供たちに好きに触らせることにしているから、実家に行った分が「保存用」という具合になる。作成者の私だけは、作る間にあれこれと推敲して見尽くしているので、アルバムそれ自体を見るのも楽しいが、それよりも家族の反応が気になる。


相方は、なつかしいなあ、と言いながらページを繰っている。
娘は、暇さえあればうれしそうに開き、ページごとにこれはあれはと説明をしながら、食い入るように見ている。1冊目の「0歳」のアルバムができたときも熱心に繰り返し見ていたものだったが、それからもう1年近くが経って、ずいぶん見方が変わった。アルバムの内容もちがう。写っている自分の姿が0歳とは違って動きがあるし、写真の中の光景について彼女なりにエピソードの記憶がある。おもしろいのは、1枚1枚の写真に対する接し方が、私たちとは少し違っていることである。メインの被写体以外の、周辺に断片的に写り込んでいる人や物について、あれこれ考えたり思い出したりして、これは誰それだ、これは何々かなと、説明をしてくれたり確認を求めたりするのにえらく熱心なのだ。
そういった様子を見られるというだけで、十分このアルバムは元が取れているなあと思う。


親たちはきっと、文句なしに喜んでくれるだろう。写真を前にしたとたんに頭脳の冴えわたる祖父が、今回の1冊にはどんなふうに写真1枚1枚や構成に批評を加えてくれるかも楽しみである。


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