ふたたびアルバムを作る


土曜日の今日は、体験保育の日だということで、相方と娘、息子は朝から保育園へと出かけていった。娘は、今日が今年の初プールなのだそうだ。何日も前から自分の水泳用のかばんに水着やタオルを用意して、まだかまだかと待ち構えていたので、えらく嬉しそうだった。
私の方は、ずっと忙しい週末が続いていたので、留守を守る側になってほっとする。洗濯物を干し、掃除機をかけ、キッチンを磨き上げた上で、相方に指示された布団を、なかなか可愛らしいデザインの不織布で包まれた真新しい圧縮袋に片付けた。


新しいMacを使い出したのを機に、やろうやろうと思っていた、娘の2冊目のアルバム作成に先日からとりかかっている。1年単位で、撮りためた子どもの写真を整理厳選して、iPhoto上でフォトブックにしてしまう、というのの第2弾である。前回は「0歳」の1年間に当たる2008年分だった。初めてだったため、おっかなびっくり試行錯誤しながらだったが、できあがったものは大変満足の行くものだった。たくさん撮ったものの死蔵状態になっているものが、厳選されて手に触れられる形になるというのが、こんなに意義深いことだったか、と驚きさえした。


今回は「1歳」の1年間となる2009年分である。前回の試行錯誤で要領はつかめている。作業の中で最も時間がかかって大変なのは「選ぶ」作業だった。しかしこれは、デスクの前に陣取って改まってやるような感じのものではなかった。隙間の時間にちょいちょいやって、興が乗ってきたら一気に、というのがぴったりな感じである。前回はデスクトップでやったのだけれど、家に帰ってデスクにどっしり座る時間はそうないし、無理に座っても、なんとなくしっくり来なくて作業が長引く原因になった。今度やるときはノートPCで、移動時間などにちょこちょこできたらいいな、と考えていた。


この間東京へ行く前に、1年分の写真データをHDからごっそりMacbookiPhotoへ落し込んでおいたのを、帰りの新幹線でせっせと編集と選別をやってみた。やっぱりよかった。新大阪までの3時間はあっという間だった。ピンと来た写真だけをポイポイとアルバムへ放りこんでいくと、3000枚近い写真はあっさり100枚弱の候補に絞り込まれた。


新しくなったiPhotoは、フォトブックのタイプが若干増えて、操作もよりやりやすくなった気がする。ページに写真を配置するパターンが増えたのが、一番の進歩か。ただ、それでもまだ配置パターンはもう少し欲しい感じがするし、テキストを加えるパターンはもう少し自由度が要る。しかしその辺の物足りなさは、全体の操作性のシンプルさとトレードオフの関係なのだろう。Blurbがいいかなあ、と思ったりも少しはするが、こだわりが限りなくなったり、ちょっとした面倒さで手が止まって、いつまでも完成しないおそれも大きい。
選定はひと通り終わったので、今日は、フレームへの収まり具合を見ながらページを詰めていく作業をした。30ページを目標にしていたが、うまい具合に入って、コメントを仕上げるだけのところまで漕ぎ着けられた。明日には発注してしまいたいところだ。


1年半くらい前までの写真なのだけれど、今はもうしないなあ、という表情がいくつもある。1冊目と違って動きが出てきているから、画面を繰っていて面白い。次の3冊目はさらにそうなりそうだ。祖父が1冊目に随分と感心して楽しんでくれたので、できあがって持って行ってもらうのも楽しみである。


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