保護者の練習会


私の職場は今日が体育大会だった。
台風接近があらかじめ予報されていたため、前日に本番並みの「予行」をして、今日は体育館で半日プログラムを実施。「二日がかり体育大会をして、その二日目を保護者に見せた」、という感じになった。
得点などは、予行からきちんと取ったので、生徒たちには「縮小された」という感じはないようだった。
翌週、引き続き文化祭が控えており、まだまだ緊張感が続いているが、ひとまずひとつ無事に終わったことにほっとする。
生徒は昼に帰してしまったのだけれど、その後雑用に追われて、定時に帰るのがやっとだった。


明日は、娘の通う保育園の運動会である。


親子でするリズムや、大人が園児の前でしっかりとやってみせるリズムがあり、前夜は保護者が保育園に集められてその練習をするのが恒例になっている。
段取りや動きをしっかり習っておかないと、当日いきなりするのはなかなか難しい。
帰宅すると、もうすぐにでも出ないといけない時間で、どうしようかとちょっと躊躇う。去年、相方だけが出席して、私はぶっつけで何とかなったので一瞬、パスしようか、とも思ったけれど、よく考えてみると、去年は相方に段取りを聞いたから何とかなったわけで、相方が身重の今年、一家から一人も出ないで明日を迎えると、たぶん何が何だかよくわからないことになるな、と思い、えいっ、と気合を入れて保育園に向かった。


「親子リズム」などの行事には出ているし、去年の経験もあるので、多少は心得があるつもりだったけれど、土の上でする演目だけに運動会以来1年ぶりのものや初めてのものが多く、ついていくのが精一杯だった。
ほとんどの家から一人以上は練習会に来ていて、結構先生に厳しく指導されながら、わいわいと身体を動かす光景は、ほほえましくて温かい。子どもと同じ土俵に下りてきて、一生懸命やっている姿を見せる、というのはこんなことでもないとなかなかできないものなので、いいな、と思う。
運動が、相当に苦手な方もいて、四苦八苦することもあるのだけれど、うまくできたら自然と拍手が飛んだり、全体にやさしい連帯感みたいなのができてくるのが面白い。


19時半から始まった練習会だったが、気がつくと21時ごろになっていた。
明日は昼からの天候が少し心配だけれど、なんとか外でスタートはできそうである。


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