世界大学選手権前強化合宿

電子標的の入った長瀞



冷蔵庫の棚を作った晩に、寝付いた娘を車に乗せて、相方の実家に移動。
翌朝、6時前の列車に乗って合宿地の長瀞へ向かった。


今回は、9月半ばにポーランドに遠征する学生代表チームの強化合宿である。
もう直前であるし、私は監督という立場ではないので、前回の経験を新監督に伝えつつ、選手たちには「教え」モードではなく、「困りごと相談員」のスタンスで参加する。


それにしても、今回の合宿は学生スタッフの手配があまりにもうまく行ってなくて、はらはらいらいらすることの多い合宿であった。
二年前と比べて、心許なく感じることがいろいろあって不安であるが、何とか今からできることをしっかりやっていくしかない。


中心になっていない気楽さがあるはずだったけれど、合宿が終わって、2年前コーチとして一緒に北京で悪戦苦闘したFさんと秩父鉄道に乗り込んだころには、結構くたくたに疲れていた。


私たちはこれで、今回のチームへの具体的なサポートはおしまいである。
越谷で電車を待つ間、スターバックスでひとときを過ごす。


北京空港の同じくスターバックスで、(その後大変なトラブルに見舞われるとは夢にも思わず)ようやくの遠征の終わりを感じて一息ついたときのことを思い出した。
あれからもうすぐ2年が経つ。
そんなものかな、と思う。


[fin]