アップグレード


相方と娘が昼寝をしている間に、久しぶりに本棚を整理した。
手軽に置けるスペースで溢れ返っている、ここ最近で購入した本を、それなりに分類して他の棚に振り分ける、というだけの作業であるが、小一時間もすると、随分すっきりして、買ったけど読めていない本も、ぱっと手を伸ばせるようになった。


先日ぽちっとやったLeopardiLifeが届いていたので、OSのアップグレードとiLifeの投入を並行してやった。


インストーラーが必要なファイルを上書きして、これまでの設定そのままに新しいOSに入れ替わる仕組みになっているのだが、2度ほど、かなり時間が立ってからアラートが出てインストールがキャンセルされ、冷や冷やした。
インストールするディスク内のファイルをチェックする作業が、それほど必須というわけでもないのに、負担が大きいようなので、ここをスキップした。その後はすんなり進み、無事にLeopardへアップグレードされた。


動きは軽快で、負荷の面では全く問題がない。
「新機能」というほどではないくらいの、小さな改良が、すぐにいろいろ役立って、快適である。


iLife '09
iLifeもインストールして、今回の更新の動機になった、新しいiPhotoを早速試してみる。


巷の評価は様々のようだけれど、ひそかに、顔認識機能を楽しみにしていた。
これが、なかなか面白い。
すごいスピードで、無数のファイルの中から顔だけ切り取って、どんどん認識結果を表示してくれる。
はじめの方で認識される写真では、ほぼ間違いがなく、大したものだなあと感心させられた。
繰り返し検索するうちに、機械の側にとって「ボーダーゾーン」と判断するファイルが増えていき、誤認識が出てくる。
機械の認識結果に、クリックひとつで認証を与える仕組みなので、誤認識が出ても、笑って「ちがいます」のボタンをクリックするだけでいい。


相方と、
「あー、やっぱり似てるんやなあ」
と盛り上がったり、意外な間違いに大うけしたりと、どんな間違いが出るかを、面白がりながらカチカチとやってたら、あっという間に1年分の写真に顔認識タグがついてしまった。


これはいい。
子どものアルバムを、これで作ってしまおうと思っていて、いろんな写真の中から娘の写っている写真だけをばっと出して、候補を絞る作業ができる、というだけでもこのソフトを使う値打ちがある。
父母に、デジタルフォトフレームとは一味違うスマートさで、さっとスライドショーして見せられるのもいい。


ひとまず、安上がりで作業も手軽に終わり、結果にも大満足の今回のアップグレードである。


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