練習


昨日は、体験保育があり、いつものように保育園に娘と相方は出かけていった。
午後には、家庭訪問があり、初めて保育園の先生がうちを見に来た。
夜は運営委員会があり、なんだか保育園一色の土曜日だった。
相方はさぞや大変だったであろう。


今日は、相方自身が子ども時代に通っていた保育園の30周年事業があって、小さな子どもも喜びそうなイベントがあるというので、実家に朝のうちに移動し、私はそのままひとり練習に出してもらった。


久しぶりの練習である。


10m射場に上がると、ここは屋内射場なのに、外よりも冷えていた。大きな建物はずっと暖房が入っていないと、夜に冷え切ったまま、外の陽光を跳ね返してこういうことになる。
これでは、屋外でも射座の後方ではストーブを焚いていた山口の射場の方がずっと暖かい。
せっかくFF式の立派な暖房機があるのに、使わせてもらえない。
仕切りでも作って、暖房協力費を払ってでももう少し何とかならないものか、と思ったりするが、言い出したらどういう反応があってどういう過程をたどるかが大体想像できる。また、今日そう思ったからとて今日はどうにもならない。こういうところは、練習場所が大きな射場であることのデメリットのひとつであるなあ、とちょっと思う。


相変わらず年配の方々中心に、熱心な方々が、きちんと練習に来ておられる。
50代以上にならないと、休みの日に自分のための趣味なんてできない国なんだよ、といわんばかりの現状である。射場の使用環境が変わったことも無関係ではないだろうけれど、この10年だけでも、射場の風景に、その変化は明瞭である
終わり際に、20代のSくんが練習に現れたのを見て、ほっとした。


せっかく熱心に来ておられる方々に、数時間でも講習会のようなものをしてあげられたら、と思うことがある。
朝日カルチャーの射撃講座受講をきっかけに、始められた方が多いが、なかなかゴルフのように巷に上達法や練習法が転がっておらず、驚くほど貧しい知識でひたすらがんばっておられる方が多い。
一度、カルチャーの担当をしている、Iさんに持ちかけてみようかしら。


さて、今日は、久しぶりに練習できるので、ITやらドライトレーニングからじっくりやる。
伏射で気になった首周りについて、立射ではそういうことはないかという検討をした。そのままではよくわからなかったので、実際に一段サイトを下げたセッティングも作ってみて、やっぱりそれは立射には不要の心配であることをはっきりさせた。
先日のランクリストで、数シリーズ馴染んだ感じになりにくかった箇所について、おそらくこうしたいという像が不明瞭なのであろうと思い、その辺りに注意を向けながら、地味な練習を続ける。
なるほどという結論は出なかったけれど、無駄な力が抜けたと感じる状態に、肩甲骨の位置やその状態に導く肘の動かし方にバリエーションがあることはわかった。


凍りつきそうな寒さの中だったが、スコアショットは100,99で、まずまずいい手応えであった。
構える力をしっかりさせるためにも、もう少し練習をしたいところである。


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