仕事納めと整体と水ぼうそう


相方ともども、今日が仕事納め。


相方は、地元のママさん仲間で忘年会がある、とかで、夕方以降の段取りをあれこれ算段していたのだけれど、娘を迎えに行く直前くらいに、保育園から「水疱瘡にかかってるようだから、受診の必要がある」と連絡があり、万事休す。
私は午前で仕事をひとまず片付けて、寝るにも支障をきたし始めた頭痛と凝りを何とかするために、かかりつけの整体に駆け込む。


帰宅すると、小児科も今日が年内最終日とかで、受診予約がものすごいことになっている、と聞かされる。
受診できるのが9時を回りそうだ、というので、ひとまずご飯・風呂は済ませて、いったん寝かしてから、病院に連れて行くことにする。
相方の母が応援に駆けつけてくれていて、とても助かった。娘は、何の不調も感じていないようで、いつもと変わらない。


予防接種を受けていても罹るものか、と思ったが、どうも園の子らの話などを聞いていると、そういうものらしい。
予防接種を受けているおかげで、疱疹がひどくなく、軽症で済むのだそうだ。
保育園では大流行中で、保育士さんの目が疱疹発見に慣れているから、おそらく最も初期の段階での発見である。背中やお腹周りに、数箇所ずつ赤い発疹があるだけで、私たちだけだったら、「何かなー」くらいで、見逃していただろうと思うくらいの程度だ。


家での小児科待ちの時間が結構長いので、相方が年賀はがきを近くのコンビニエンスストアに買いに行った。
あるかな、と心配しながら申し出た320枚という購入枚数は、5枚を残して在庫を一掃する絶妙の枚数だったらしく、アルバイトらしい店員に深々と感謝され、実に丁寧に売ってもらったらしい。
こういうところで買うものね、と相方はちょっと感動気味で帰ってきた。
何てことのないことなのだけれど、商売の醍醐味って、買い手にとっても売り手にとっても、そういうところにあるよなあ、と思う。
何事も金勘定が堂々と前面に出てくるような殺伐とした昨今の雰囲気って、こういうのを軽く見ることととても関係があるような気がする。


ネットで受診がどのくらい進んだか、見ることができる仕組みになっている。9時過ぎに予約が回ってきそうだ、ということがわかり、9時前に眠る娘をシートに乗せて、3人で小児科に向かう。駐車場がないので、私は車中でDVDを観ながらすべてが終わるまで待った。
薬をもらって建物を出てきたのは、もうほとんど10時だった。
目覚めると病院、しかも泣き叫ぶ子らがたくさんいるその雰囲気に驚いて少し泣いたようだが、その後は落ち着いていたという。興奮して起きていたが、帰宅するとまた眠りに着いた。


ちょっと予定よりも遅れたが、年賀状の印刷をスタートする。
目いっぱい葉書をプリンターにつっこんで、機械を回したままで私たちも眠る。


[fin]