アナライザー練習・明日に備える


明日は、保育園の運動会がある。


保育園に娘が入って半年、日常的な部分は大分わかってきたけれど、普段のやり取りを相方任せにしていることもあって、何となくまだわからないことも多い。
運動会、というのがどういうものなのか、というのもそうである。初めてなので楽しみというよりも、手探り感がたっぷりで、若干不安である。


食だけでなく、リズムや運動にも、揺るがない理念のもとで実践に力を入れている園で、保護者への教育的な指導も積極的に入るし、時間的にも金銭的にもどんどん協力を求められる。
運動会前の様子を見ていると、日頃の成果や子供たちの変化をしっかり見てもらおう、とかなり力の入った行事らしいことはわかる。


明日の運動会に向けて、リズムを壊さないように、と今日は土曜だけれど保育がある。
また明日は、普段定期的に行われている「親子リズム」をさらに大々的な形でするようで、今日の夜にはそれに備えて、保護者向けにリズム講習があり、1家1名以上の参加を義務付けられている。


そんなわけで、この週末は、射撃場には行けない。
相方は午前中、保育園に預けに行くついでに仕事をしてくるというので、その間に家でアナライザーを使って練習することにした。


アナライザー(ノプテル)を使うのはとても久しぶりである。


本当は、国体で立射が崩壊した時からやらなければと思っていた。
結果的には、射撃場に練習に行ける状況(というより、家でシステムをひろげられない状況)になったので、そのままになり、幸いそちらで、ある程度、不振脱出の糸口もつかめた。


すぐ引っ張り出せるようにと、以前から、ハンガーと一体になったスタンドに、今や「専用」となったWindows95のノートPCも、ノプテルの本体ユニットもセットしてある。
それでも、標的をセットして、光学ユニットの光軸調整をするには少し手間取った。


久しぶりだと、どうしても機器が正常に動作するかが気になって、始めはなかなか「練習」という感じにならない。
が、安定した動作が確認できてからは、徐々に落ち着くことができた。


ここ最近、撃ち始めに作れるようになった、非常に安定した状態は、データの上でも本物だった。
時々混じる不安定な状態も「本物」で、想像していた以上にその時の銃口の乱れは大きかった。
その存在も頻度もわかっていたが、その動きの質の悪さにはショックを受ける。
これでは、かなりの確率で、その状態になったときには必然的に外れるはずである。


危険性が身に沁みることが、パフォーマンスにとっていいことかどうかはわからないが、捉えられている「兆候」と、その実質が感覚として結びついていない、という点は改善しておかないといけないだろう。
ある程度この機械を使って、視覚的なフィードバックを繰り返し、感覚自体を鍛えておく必要がある。


はっきり原因がわかって、問題の対象が明らかになったのは大きな収穫なのだが、練習直後は、埋めなければならない谷間の深さを直視させられたショックの方が大きくて、がっくり疲れてしまった。


[fin]