手応えあり


昨夕に相方の実家に寄せてもらい、今朝、義兄の一家と一緒に栗拾いに出かけることになった。
ほぼ同じ行き先なのだが、私はひとり先に出させてもらって、射撃の練習に向かった。


立射について、技術の解体修理、といった趣。
国体前の練習でやりかけた、分析と整理の続きである。


幸いにして、国体の伏射でいい記録を出す過程で、撃発とフォロースルーについては練習も確認もできた。
問題点は、バランスや姿勢構造の狂いにある。


ITを2回繰り返し、その後にジャケットを着てドライトレーニングをする。
バットプレートの当てる位置・角度、腕や銃の傾きの角度など、気になっている微要素について徹底的に小さな試行錯誤を繰り返しながら、構え・筋緊張の調整・バランスの感得の練習を、時間をかけて続ける。


右にバランスを崩したようなミスが多いことから、姿勢の方向性に影響しているものを、右要素・左要素と分けて考えてみる。
バランスがよくないのを無理に修正している様子が、徐々にはっきりしてきた。
原因はどうも頭にありそうだ、とわかった。頬付けのスタイルや首の感覚に、どこかで「変化」した形跡をようやく見つける。


果たして、静止レベルは元に戻ったようだった。
先日の10m伏射60発でトリガーとフォロースルーについて、再認識と復習を繰り返したので、結果とセットである程度の自信がそこにはできている。


11月に向けて、闘志を燃やす状態に一気に戻る心地がした。


娘たち栗拾いの一行が、移動の途中で射撃場に顔を出した。
義兄の一家は始めての射撃場訪問であった。
アメリカンフットボールで全国を制覇した兄の中では、射撃場に対して「スポーツ施設」だという身構えがあるため、練習している人たちの年齢層の高さに少し不意を衝かれたようである。
短時間の滞在であったが、田園風景の中に、休日ののんびりした空気が満ちた環境は、好評のようであった。


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