練習


一時的に車がないAさんに、練習に行かないかと誘われて、快諾する。
なかなか自分の練習のためだけに家を空ける、ということが、子供が出来てからは何となく心苦しい。大きな支障がない時のこういう依頼は、受けておかないとなかなか撃てないと感じる。


土曜日の今日、相方は生徒の作品が出展されている展覧会で、昼過ぎから搬出作業があるため、実家を頼ることにした。
朝、娘と相方を車で実家に連れて行ってから、Aさんの家に迎えに行った。


少し到着が遅くなったが、早速50mの膝射から練習をした。


臀部の筋肉が落ちていることと、座った時の苦痛の増大は、関連があるような気がしている。
同じ方法を取っているつもりなのに、苦痛からパフォーマンスを崩す、このところの不調は、技術の精度よりもそういったフィジカルな問題が大きいのではないか、と睨んでいる。
体重は変わらないが、意識して鍛えないと、大腿部・臀部周辺は筋肉がどんどん落ちていくようだ。
もう、残念ながらそういう年齢である。


痺れの方を覚悟して、踵の丸い軽い靴で座って撃つと、しばらく問題なく撃てる。
何かを、大幅に変更することはまだやめておいて、対策を考えることにする。
フィジカルを戻す努力をするか、そういう衰えた身体を前提にした新しい方法を考えるか・・・。
未だ、なんらの努力もしていない今の段階では、前者で正面突破したいと思っている。他の部分にもいい波及が見込めるはずである。


午後は10mの練習に汗を流した。
秋のシーズンでは具体的に結果を出したいと、密かに少し期するところがある。
なんとか今日のような機会を少しでも増やして、備えたいものである。


[fin]