共同運営の重み


昨日は夜に保育園の運営委員会があった。
車のやりくりの必要もあって、夕方に実家へ拠点を移し、相方には実家から保育園に行ってもらった。


無認可の園は、慢性的にかなりの財政難で、通園料が割高であるにとどまらず、バザーなどの開催によって収益を確保することが不可欠であったり、物品購入に結構なノルマが課されていたりする。
構成員が相当に労力やお金を提供することで、なんとかなりたっている。
自然と、その運営委員会は重みを持つ。


終わってから内容を伝え聞くばかりだが、どうも運営者の「思い」先行で「戦略」は欠き気味、地域との交渉ごとなどは、うまく運んでいないようである。
そういうノウハウのある保護者は、たくさん隠れているようなのだが、最近一層世知辛さを増した中で、本業に障らないように引き受けるのは相当に難しく、率先しては意見も言えない、ということのようだ。
出席者の心中、想像に難くない。


コミュニティワークには、ノウハウの有無よりほかに、世の中の余裕のなさがずっしりとのしかかる。


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