ちいさな遠足

おでかけ



今日は相方の職場が体育大会、ということもあり、土曜日だが保育園に娘を連れて行った。


子供の数はいつもより少なめだったようで、年長の子達と一緒に活動する機会が多かったようだ。
迎えに行って、連絡帳を覗くと、歩いて近くの小山に行ったと書いてある。
ついこの間、とことこ歩き出したと思ったら、もうちょっとした遠足みたいなことができるのか、と驚く。


様子を尋ねると、小さなプラスチックのバケツを握り締めて、みんなについていったらしい。
なにかカバンになるようなものを持つのが、娘には「おでかけ」のシンボルで、まだ歩けない時から小さな手提げ袋などを引きずってうれしそうに移動していた。


山で木の実かなにかを拾った子達が、入れ物を探していて、娘のバケツに目をつけて、借りようとしたら、すごく怒って貸さなかったという。
花を摘んでもらって、それを入れてご機嫌で全行程を歩いて帰ってきたのだそうだ。


帰りに、仕事を終えた相方を迎えに行った。
「体育大会」には、その職場から転勤していった、私たちと近い世代の元職員の何人かが、子供を連れて来ていたらしい。
そういった子供たちは、「親の昔の職場の行事へのおでかけ」なので、おしゃれな服装で、ちょっとしたものだったらしい。
こちらは、保育園帰りの上に、帰りがけにバザーの打ち合わせをしていたときにお漏らしをしてしまったため、娘は、汚れたTシャツにパンツ一丁、という格好だった。
同じように子供を保育園に預けている先生に、その姿を変に共感されたりしておかしかった。


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