国体二次予選(50m)


今日は、50mの二次予選だった。


来月は、私の試合もあるが、保育園の作業や家庭訪問やらがあって、週末の予定がいろいろ込み入っている。
相方の実家に行く機会がないからと、この週末も、昨日から寄せてもらっている。
相方の兄の一家が、近くに引っ越してきたので、姪っ子たちもよく来るようになり、とてもにぎやかだ。


予選は伏射から始まるため、三姿勢だけにエントリーしている私は、のんびりと9時過ぎに会場入りした。


予定通り、11時15分から試合は始まった。
軽い風だったので、後から考えればそれほど悩まなくてもよかったのだが、気をとられてあれこれやっていたら遅くなり、伏射は終わり際に時間に追われることになった。
立射は、ようやく成果が出てきた。久しぶりに95を上回るペースで撃ち進める。膝に疲れが来て、S4で崩してしまったが、久しぶりに380近くまで点数を伸ばす。
膝射は、慌てて本射に入ってS1は失敗したかもしれない。撃っても撃っても9.5で10点の周りをぐるぐる回る。初弾から11発連続で9、という冴えないスタートになった。中盤からは持ち直して、1140に踏みとどまった。


目新しいことではないのだが、「脱力(筋緊張)の度合いを一定にする」ことに、力を注ぐためには、静止を容易に保つことのできる「バランス」が必要だということを痛感した。
「静止している」ことは、必要だが十分ではない。
静止している上で、それを裏付けるバランスがあって、それを維持することが容易であること、その状態下ではじめて、筋緊張や微細な構造の再現に注意を払うことができ、ようやく据銃上の「十分」となる。
そこへ、安定した呼吸による、スムーズな撃発がのっかってくる。


撃発にしろ、静止にしろ、意識によるコントロールを行わずに正しく行えること、をコントロールするのである。
「状況作り」にも似た、その制御の「メタ」なシステムを味わうようにして撃っていくことが、今後の進展につながってゆくと思っている。


…国体予選はこれで終了である。
今日の50mも幸いにして1位で通過することができたが、今年度も10mの方で代表出場することに決めた。


[fin]