親子リズム


5月の第2日曜日。
母の日だというのを、すっかり忘れかけていた。


保育園の親子リズムの日だったので、朝から3人で出かけた。
今週は、相方が修学旅行の引率で、家を3日間空けるので、その間私がきちんと送迎ができるように、渋滞の影響を受けにくいルートを間違いなく走れるかどうかの確認と練習も兼ねている。


「リズム」には、見学で「体験」に参加して以来だ。
娘には私がついて、相方は最年長のこどもたちのグループのアシスタントに加わった。


娘は、まだ歩行が移動の主ではないので、1歳だけれど「0歳」扱い。いろいろなプログラムのうち、参加できるリズムがまだまだ少ない。
もう一人の「0歳」扱いの父子と茣蓙に並んで座って、年長さんたちがピアノに合わせて元気に動き回る姿を、じっと見ている。


娘は、リズムに合わせて、手の動きだけを真似したりして、しっかり座ったままで「参加」していた。家では見ることのない姿に、へー、と感心する。
二度目で、全容はだいたいわかっているし、身体を動かすつもりでいたので、娘と並んで観ているばかりの私は、ちょっと不完全燃焼。


帰りに、娘とできる数少ない外食先のひとつである、うどん屋でお昼を食べる。
持って行った娘用のお弁当の他に、私たちのうどんやご飯もしっかり要求して、相変わらず驚くほどの食欲だった。
食べるスピードが速いためだろうか、食べている間には満腹中枢がはたらいていないようだ。


昼過ぎに家に帰り着いてから、母の日に気がついた。
実家に、バウムクーヘンを買ってから、遊びに行った。


今週、相方の不在中は実家に拠点を移すことにしている。
娘の大量の着替えなど荷物を運んで、お願いと打ち合わせをする。
まめに行ったり来たりしているおかげで、娘はこちらの家にもすっかり慣れているようで、今日もご機嫌で祖父母と遊んでいる。
その姿を眺めながら、なんとかなりそうだな、と思う。


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