入園説明会


今日は朝から、保育園の入園説明会に行ってきた。
家族3人に加えて、私の母にも一緒に来てもらう。


私たちのほかには、もう一組夫婦が来ておられ、2組を相手に園長・保護者会代表・スタッフの3人が説明をしてくださった。
以前から、見学会などに幾度か参加し、さらには、そこに子供を通わせているという、相方の同僚からもいろいろ話を聞いてきたので、驚くことは特になかった。
園側も、私たちがよく来ていることを知っていて、主にもう一組の夫婦に向けて説明される感じになった。


家よりも相方の職場に近い立地で少し距離がある。しかも、その地域の事情があって無認可の園である。
自然にしっかり触れ、食や健康な発達を考える保育内容が、とてもいいと思う。
説明を受ける間、娘は、はじめおとなしくしていたが、1時間を過ぎるとさすがにじっとしていられなくなり、出してもらったおもちゃや、部屋の中にあった銅鑼で遊んでいた。


1歳になると生活リズムがついてくる、とは言うけれど、本当かなあ、と思っていたら、夜になると覿面に眠くなって、8時にはコテッと寝てしまうようになった。
日中の活動はますます盛んになり、平日の様子を聞いていると、午前にすくすく広場、午後は近くの河川敷、と散歩に出かけないと、少し持て余すようになってきたという。
娘にとって、入園はその時にしか出来ないいろいろな体験ができて、きっといいだろうと思う。


経済的に運営が厳しい園なので、バザーや物品販売など、保護者としてはいろいろ協力しなければならないことがたくさんあるようだ。
会議なども結構頻繁にあるようだし、園の保守への肉体労働的な協力や、長期休み中の巡回などもある。
大変であるし、面倒なこともきっとあるだろう。
しかし、「子供を育てる」とは、その子を社会に送り出すこととほぼ同義で、それはすなわち、それまでよりも必然的に社会とのつながりを深める営みであるから、どこかでコミュニティ・ワークには積極的に関わっていかなければならないものだと思う。


普通その舞台は、居住地の自治会や子ども会になるのだろうけれど、今住んでいる、まだ新しい集合住宅の自治会は、コミュニティの必要性が熟していないためか、形ばかりで、献身するには苦労ばかりが多い感じがある。
保育園も入ってみなければわからないが、少なくとも目の前の必要にせまられている、熱いコミュニティである。
大変そうだが、ここはひとつ覚悟を決めねばなるまい。得るものも大きいような気がする(いや、そう思いたい)。
相方もその気だし、二人で頑張るならなんとかなるだろう。


1時間くらい、と言われていた話は、気がつくと1時間半を回っていて、あらあら、と切り上げられた。
保護者会を代表して来て下さった方は、私たちの同業で、説明会の後も少し話ができた。


相方の復帰に向けた準備を、いよいよ具体的に進めていかなければならない。
気が引き締まるような思いがする。


[fin]