滋賀へ

滋賀県営射場


国体前最後の週末である。昨日は授賞式だったので、今日は何が何でも練習しておかねばならないのだが、今年は国体会場が地元大阪能勢射撃場で、すでに会場整備工事に入っているため練習できない。どこへ練習に行こうか相談したが、今回は滋賀の射場へいくことにした。


普段、大阪をホームグラウンドにしているが、家からの時間では大津も同じくらいで行くことができる。鉄骨組の素朴な射撃場で、10m射場が半屋外なのが少し困るのだが、手入れの行き届いたいい射撃場である。

練習は、時に場所を変えてやるのは、とてもいいことである。
周囲の環境が違うと言うだけで、単純に新鮮に練習に取り組める。合宿などのメリットも基本的にはそんなところにあったりする。能勢はしっかりした建造物になっているので快適だが、その快適さは休憩の時間を増やしてしまったりすることにもつながる。
滋賀の射撃場は、構造の素朴さとともに、練習熱心なM高校がしっかりと練習に励んでおり、ぴしっとした空気が漂っている。決してぴりぴりしているわけではなく、和やかな雰囲気でやっているのだが、実に練習自体に熱心で、自分にもそのいい部分が伝染する感じが心地よかった。
今日は、本来能勢で練習するはずの人たちがほかにもたくさん滋賀に来ていて大にぎわいだったが、それでも人々はこの射撃場の雰囲気の方に染まるから不思議なものである。


朝の9時過ぎから5時前まで、10mの伏射と立射に自分でも驚くほど真剣に練習に取り組むことができた。
いろいろ悩みの多い伏射は、シンプルな10mで改めて再構築することで少し問題点を見いだすことができた。以前の方法のメリットがどこにあるかを発見できたことは活かせるかも知れない。立射は、静止レベルに差が出る要因のひとつを見つけ出せたので、これは不調の時に立て直す手がかりにできるかも知れない。

最近読んで、いろいろためしている「ゆる体操」のいい影響が見られるようだ。



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