おねえちゃん

つみきと娘



今日は、息子の4ヶ月検診だった。
保健センターで、「全く問題ない」と言ってもらったようである。
もう体重が9キロに近く、ちょっと大きすぎることを心配していたが、やはりそれはそのようで、成長曲線の2本のグラフの間には収まらず、上に飛び出しているらしい。


そんな弟を横に、このところ娘のお姉ちゃんぶりがふるっている。
最近できるようになったことの中で一番得意になっているのは、ボタンが自分で留められるようになったことだ。
相方が二人をまとめてお風呂に入れなければならないときは、先にお風呂を上がって、自分でタオルで身体を拭き、服を着てくれるらしいし、
「出るときはゆってなー」
と言うので、「出るよー」と声をかけると、弟の分のタオルを持ってきてくれたりもするらしい。


おじいちゃんに、自分の気に入っているものをプレゼントしようとしたりもする様子もおもしろい。
5箱入りのうち1つだけ入っている、うさぎの柄が印刷されたパッケージのティッシュペーパーだったり、きれいなクリスマスプリントのついたお菓子の空缶だったりするのだが、それぞれ、
「紙のご飯作ったりするのに使ったらいいよお」
とか
「○○をなおしとくのにいいよお」
とか、真剣な使い方の講釈とセットになっている。


家での遊びでは、描いたり、切ったり、貼ったり、と工作に熱心だ。中でも「のり」を使うのが、最近のブームで、何かしらはさみで紙を切っては、のりで大きな台紙に貼ったり、のりをつけた紙をくるくる折りたたんで「作品」を作る。
「これは、いぬ」
「これは、いえね」
などと、できあがったものには説明がつくのだが、中には、偶然も手伝ってかほんとうにそれらしい形や色をしていたりして感心させられる。
描いた絵も、その内容が「自分が病院に行って注射をしたときのこと」など、体験と密接につながりのある「もの」や「こと」になり、部分部分について説明してくれるので、面白さが増した。


相方と息子も一緒に通園する「母子通園」がそろそろ始まろうとしている。
家以外のところで、いろんな人たちに囲まれて過ごすようになれば、息子には、また大きな変化がでてくるのだろうか。
娘にとっては、相方がずっと近くにいる、ということがきっと「新鮮」だろう。
それぞれにまた、あたらしい一歩を踏み出しそうな春である。


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