練習


今週末はハッピーマンデーとなった「体育の日」を含む3連休である。


体育の日は10月10日、というのがどことなく暦的に美しかった気がするが、もしそうなら今年は土曜日で休みが一日埋もれてしまったわけで、やっぱりハッピーマンデーになったのがありがたいように思う。
東京五輪の開会式のために、晴れの特異日を選んだら、まるで節句のように10月の10日がそうだったというのは、(特異日というのからして大変な偶然の蓄積であるのに、なお一層の)よくできた偶然で、やはり今年もこの日はいい天気になった。


今日、土曜日は保育園のバザー準備の仕事があり、明日は結婚式、明後日はいずれかの実家に顔を出すことになるだろうから、とこの週末は練習をあきらめていたら、相方が、実家に金曜の内に移動しておけば、そこからバザーの仕事に出るから、練習に行ったら、と言ってくれた。
思わぬ気遣いに、感激する。


そんな訳で、朝からこの機会を無駄にすまいと、今日は再び開場時間に合わせて射撃場に向かった。


2週間連続で行くと、最近定期的に練習している人の顔ぶれがわかってくる。
朝日カルチャースクールの一講座として、「ライフル射撃」という講座を協会が開催するようになって久しいが、仕事や子育てが一段落着いて、前から一度やりたいと思っていたのだけれど、という受講者を、常にある程度の数を集めていている。
これをきっかけに入会した方が、定着されて、週末に徐々に装備を揃えながら練習に励んでおられる。


講座の中でも紹介されるためか、私が学生時代に書いてネット上で公開している「てびき」をご存知で、ジャケットの名前を見かけて、声を掛けてくださる。
年配の方々ではあるが、その取り組む姿は初々しく熱意に満ちていて、そういう人たちと一緒に練習できることはとてもうれしいことである。


先週の練習で得た手応えを、確かめ、定着させることに専心する。
前回の試行錯誤の最終段階からいつも練習をさせてはいるが、間が短いと感覚がやはり新鮮である。
1度だけだが平日に家でITをした効果もあるかもしれない。
新しいチェックポイントに応じて撃発から撃発の間の動作のシークエンスを整理することができた。
定着させなければならない項目や水準に対して貪欲さが出てきて、練習の必要を一層感じる。


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